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愛しの愛梨ちゃん
第3章 小さな嘘
教室ではいつもの時間が流れる。

違った事といえば愛梨が休み時間に俺に話しかけて

くることだった。

「隆ちゃーん!今日も帰りにパンケーキ食べに行こうよ」

「え?俺は満足したよ。おととい食べたばっかじゃん」

「足りないよー。」

「女子で行けよー」

「やだー。」

何で大してかっこよくもない榊に

愛梨が俺に話しかけるのかクラスの男子内でも

ざわついていた。

「お前よっぽどすごいチ○チ○もってんだな。」

「木下 口を慎め!」

隆二は赤くなる。

そんないいモノ持ってたら苦労しないって。

高いトーク力とジャ⚪ーズばりの顔があれば最高だ。

愛梨とはカフェ行くだけの友達だ。

ましてや挿入すらしてない。

愛梨を狙っている隣クラスの男子には

冷たい目で見られるし。

あんな普通の奴のどこがいいんだとか…

聞こえてんぞ、コラ。

ほっといてほしい。

愛梨が近づいてきてるだけで

僻んでくるなと思う。

面倒くさくなって

俺もどこかで愛梨をだんだん

避けるようになった。



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