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愛しの愛梨ちゃん
第4章 愛梨の人格
俺は卒業した今も定職につかずに

アルバイトを転々としていた。

卒業式の日まで愛梨と話すことはなかった。

噂で彼氏ができたとかどうとか。

愛梨は英語も堪能だったから

某有名企業に内定もらったとか友達つてに聞いた。

俺とは別世界の人の話だった。

ちょうど俺と離れてよかったんじゃないのって思う。

頑張り屋の愛梨と怠け者の俺の差が一目瞭然だ。

カラオケの夜勤 コンビニの夜勤 単発バイト

晩御飯中 母親にも愛想つかされていた。

「定職につかないとお嫁さん来ないわよ。」

「大きなお世話だ。相手なんかいない。必要ない

ずっと独身でいるよ。」

「何十年、面倒見させるの?

母さんがしんどいだけよ。お断りよ。

ゆくゆくは介護してよー」



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