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愛しの愛梨ちゃん
第1章 付きまとわれるきっかけ
後日体育の時間、愛梨が洗ってきたジャージからは
柔軟剤のいい匂いがした。
「おい、隆二〜 フローラルな匂いだしてんなー」
「フェロモンだよ。」
「バーカ。テメーにはねぇよ。」
廊下で愛梨とすれ違うと隆二にニコっと笑った。
…可愛い…
「なに今の?
まさか お前、愛梨ちゃんと仲良くなったのか?」
「そうでもないよ。」
「だったら紹介してくれよー。」
「嫌だ。お前には絶対に紹介しない。」
そう言って俺は心の端っこがフワフワした。