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11時間空の旅
第1章 ☆あと11時間
「こんにちは」
「どうも」
機内でのただのあいさつ。
あとは11時間の長いフライト。
一応前後左右の人に短い挨拶をするのが私の習慣。
ヨーロッパでのリフレッシュ休暇を終えて羽田までの帰国便。
ファッション誌を買って、映画を見て、早くつかないなーーーって
思いながらの時間を過ごすのがこの場所。
だって途中で降りれないし、あの状態じゃほとんど寝れないし。
軟禁状態じゃん!って思いつつもいつもそうだから、べつに特別な事って思ってない。
思っていなかった。今日までは。
今日もいつも通りの
「こんにちはー」
のあいさつをして着席。
私は窓側が好き。
ひとりの空間って感じだから、でもさ、ちょっと困る時もある。
体が硬くなるからたまには通路に出たい。
おトイレも行きたい。
そんなときに隣に人がいると
毎回「すみません」って言わなくちゃいけない。これがちょっとね。
今日のお隣さん、どんな人かな。ちょっと不安。
私の声に返事をしてくれたのはこぎれいなジャケットを着た30代くらいの男性。
(お、今日は静かな環境かも!よかった)
お隣さんは
「あ、いつでも声かけてくださいね。ほとんど寝ませんので」
と言ってくれたので一安心。
(あ、寝ないタイプ?)
「どうも」
機内でのただのあいさつ。
あとは11時間の長いフライト。
一応前後左右の人に短い挨拶をするのが私の習慣。
ヨーロッパでのリフレッシュ休暇を終えて羽田までの帰国便。
ファッション誌を買って、映画を見て、早くつかないなーーーって
思いながらの時間を過ごすのがこの場所。
だって途中で降りれないし、あの状態じゃほとんど寝れないし。
軟禁状態じゃん!って思いつつもいつもそうだから、べつに特別な事って思ってない。
思っていなかった。今日までは。
今日もいつも通りの
「こんにちはー」
のあいさつをして着席。
私は窓側が好き。
ひとりの空間って感じだから、でもさ、ちょっと困る時もある。
体が硬くなるからたまには通路に出たい。
おトイレも行きたい。
そんなときに隣に人がいると
毎回「すみません」って言わなくちゃいけない。これがちょっとね。
今日のお隣さん、どんな人かな。ちょっと不安。
私の声に返事をしてくれたのはこぎれいなジャケットを着た30代くらいの男性。
(お、今日は静かな環境かも!よかった)
お隣さんは
「あ、いつでも声かけてくださいね。ほとんど寝ませんので」
と言ってくれたので一安心。
(あ、寝ないタイプ?)