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11時間空の旅
第2章 ☆あと10時間
機内食を食べ終わって、洗面用具一式を用意して、お隣さんが立つのを待つ。
それに続いて出て、出来ればお隣さんより早く戻ってきたい。
(あ、席を立つみたい)
あわてて私も続いて立つ。
髪をゆるくなおし、化粧を落とす。歯磨きもしたし、あとは寝るだけ。
ま、寝れないけどね。
いそいで席にもどってきたけど、やっぱりもうお隣さんは着席中で
「ごめんなさい」
と一声かけた。
お隣さんは一度通路に出て
「どうぞ」
とニコっと笑ってくれた。
顔の近さとその笑顔にドキッとしちゃって足がもつれた・・・
「きゃ」
(うわ、ころんじゃうよ)
と思ったらなんかふわふわしてる私。
(あれれ?)
足が宙に浮いてる気がする。
別に機内だからって無重力になってるわけもないし、
おかしいと思ったら、ふとお腹に感触が。
「あぁぁ、ごめんなさい」
私、お隣さんの右腕でしっかりホールドされてました。
はずかしくって、あせっちゃって、顔真っ赤。
「大丈夫?」
って顔をのぞきこまれてさらにはずかしい。
「ありがとうございます。だ、だ、大丈夫です。」
さらっとお礼を言ったつもりだけど、きっと変な子だと思われちゃったな。
自分の席に座って、本なんてもう読む余裕もなくって
パーカーのフードをかぶってちょっと寝たふり。
(あーーあぶなかったし、はずかしかったよぉ。)
CAさんが飲み物を配ってくれてる。
(オレンジジュースほしいな・・)
でもさっきの事ではずかしくなっちゃって、お隣さんを勝手に意識しちゃってる。
(後で、もらえばいっか)
横目でこっそり見たら、お隣さんはお水とジュースをもらってた。
それに続いて出て、出来ればお隣さんより早く戻ってきたい。
(あ、席を立つみたい)
あわてて私も続いて立つ。
髪をゆるくなおし、化粧を落とす。歯磨きもしたし、あとは寝るだけ。
ま、寝れないけどね。
いそいで席にもどってきたけど、やっぱりもうお隣さんは着席中で
「ごめんなさい」
と一声かけた。
お隣さんは一度通路に出て
「どうぞ」
とニコっと笑ってくれた。
顔の近さとその笑顔にドキッとしちゃって足がもつれた・・・
「きゃ」
(うわ、ころんじゃうよ)
と思ったらなんかふわふわしてる私。
(あれれ?)
足が宙に浮いてる気がする。
別に機内だからって無重力になってるわけもないし、
おかしいと思ったら、ふとお腹に感触が。
「あぁぁ、ごめんなさい」
私、お隣さんの右腕でしっかりホールドされてました。
はずかしくって、あせっちゃって、顔真っ赤。
「大丈夫?」
って顔をのぞきこまれてさらにはずかしい。
「ありがとうございます。だ、だ、大丈夫です。」
さらっとお礼を言ったつもりだけど、きっと変な子だと思われちゃったな。
自分の席に座って、本なんてもう読む余裕もなくって
パーカーのフードをかぶってちょっと寝たふり。
(あーーあぶなかったし、はずかしかったよぉ。)
CAさんが飲み物を配ってくれてる。
(オレンジジュースほしいな・・)
でもさっきの事ではずかしくなっちゃって、お隣さんを勝手に意識しちゃってる。
(後で、もらえばいっか)
横目でこっそり見たら、お隣さんはお水とジュースをもらってた。