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第38章 真が･･･！

彩香が出ていったのが土曜日だった。

その日から２週間、あっという間だった。

その次の週の月曜日。１６日目の事だ。

真の目の下には、隈がくっきり。

頬はこけて、元気がなかった。

ちゃんと食べさせないと、いけないと、

社長が、お昼を食べに連れていくために

専務室にやって来た。

トントン「専務、入るよ。」

社長が、専務室に入ったら、

専務が、デスクにぐったりうつ伏せていた。

社長「真、どうした？」

内線をかけた。

「上本君、来てくれ！」

秘書の上本が、走ってきた。

「社長、どうされました？」

「凄い熱だ！」

「救急車呼びましょう。」

「待て！この前警察沙汰になったとこだ、

マスコミが、騒いだら困る。

会社の車で、桐生総合病院に運ぼう。」