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第39章 もしかして、夢を見ているのか？

ほどなくして、桐生総合病院に到着した。

遼介が、渡辺弁護士に電話をかけた。

「もしもし、病室はどこかな？

彩香ちゃんを連れてきた。」

渡辺要「ありがとうございます。

この前、彩香ちゃんが入院した部屋です。」

遼介「分かった。ありがとう。」

３人は、病室に向かった。

彩香は、病室の扉を開けることが

できずに、扉の前で立ち尽くしていた。

圭子「彩香ちゃん、大丈夫。

この中には、彩香ちゃんを

待っている人しかいない。

彩香ちゃんが、来たことを喜んでくれるわよ。

一番喜ぶのは真さんよ。大丈夫。

入りましょう。」

彩香「はい。おば様ありがとう。」

彩香は、意を決して扉をノックした。

中から「どうぞ」社長の声が聞こえた。

彩香は、扉を開けれなかった。