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第39章 もしかして、夢を見ているのか？

彩香は、変な格好で抱き締められて

逃れられずにいた。

要が、真の腕を彩香ちゃんから

離そうとしたけれど、

凄い力で抱き締めていたから、

仕方なく、起こそうとしたら、

「要さん、大丈夫。もう少しこのままで」

「大丈夫？その体勢辛いよね？」

「辛いけど、嬉しいです。

真が嬉しそうだから、良いです。」

その時、真の腕が、緩んだ。

彩香は、スルッと真の腕から逃げた。

「お父さん、真さんはどこが悪いんですか？」

「あまり食事もとってなかったみたいだし、

眠れてないから、抵抗力が落ちていたみたいだ。

風邪を拗らせて、肺炎になっていた。

彩香ちゃんがいないと寝れないんだって

甘えたことを言っていた。」

「それは、私も同じなので、

何とも言えません。(笑)」