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第39章 もしかして、夢を見ているのか？

真が、目を覚ました。

「彩香？もしかして、これは夢なのか？

夢を見ているのか？」

「ごめんなさい。真、ごめんなさい。

わぁーーーーー！」

「本物か？彩香なのか？

彩香？顔を見せてよ。」

彩香は、涙でグチャグチャの顔をあげた。

真も泣いていた。

「彩香、痩せたな？

ちゃんとご飯食べてないんだろ？」

「真が、それを言う？こんな倒れて、

心配したんだよ。彩香のせいで、ごめんね。

毎日会いに来てくれてたのに、

ごめんなさい。」

「こうして、会いに来てくれたんだから、

それでいいよ。夢みたいだ。

愛してる。嬉しいよ。顔を見せてよ。」

彩香の頬を両手で挟んで、

顔を覗きこんだ。

「会いたかったの。本当は会いたかった。

愛してる。真だけを愛してる。」

「知ってるよ。夢なら醒めないで欲しい。」

彩香を抱き締めて、眠ってしまった。