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第39章 もしかして、夢を見ているのか？

真は、彩香の話を、黙って聞いていた。

「真が倒れたって、おじ様がおば様に、

話してるのを聞いてしまったの、

心臓が止まるかと思った。

おじ様に、真は、彩香が会いに行かないと

無理してでも、彩香に会いに来るから、

彩香が会いに行ってあげなさいって言われた。

勿論会いたい気持ちはあったけど、

彩香が会いに行ったら、

真とお父さんに迷惑がかかると思った。

彩香には、真に会いに行く

資格がないと思っていたの。

おば様にひっぱたかれた。

資格があるとか、無いとかじゃなくて、

会いたいか、会いたくないかじゃないのか？

このまま会えなくなって、

後悔しないのか？って聞かれたの。

考えた！真とお父さんに

迷惑をかける怖さより、

真に会えなくなったらどうしよう？って

思う方が怖かったの。

会いたかった。愛してるから、心配だった。」