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第41章 病室で二人は

聖夜「お邪魔虫は、退散するよ。(笑)」

聖夜の声も聞こえてなかった。

二人は、キスをしながら、病室の中に

入って行った。二人だけの世界にいた。

きっと、マンションなら、

彩香が生理じゃなかったら、

速攻本番に突入していただろう。

「真、ぎゅーーーして？いっぱい、

いっぱいぎゅーーーして？

愛してる。真を愛してる。」

彩香が泣き出して

「ううぅ～真ぉ～

ぎゅーーーして？怖いよ。寂しいよ。ううぅ」

「彩香？大丈夫！俺が、そばにいるだろ？

離れない。離さない。

ずっと一緒にいような。」

強く、強く、強く抱き締めて

「愛してる。彩香を、彩香だけを愛してる。」

彩香は、涙をいっぱい流しながら、

真を見上げた。涙をいっぱい流しながらも、

笑っていた。

真は、その笑顔が、とても綺麗だと

思った。

「彩香は、綺麗だなぁ。

泣いても、笑っても、怒っていても

何をしても綺麗だ。」