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第41章 病室で二人は

真は、彩香を見つめては、

デレデレ目尻を下げていた。

彩香は、そんな真を見つめては、

ハニカミながら、微笑んでいた。

お互いに見つめ合い、自然と近づき

キスを繰り返していた。

看護師や、ヘルパー、お掃除のおばさん、

時々病室にやって来る人は、

何度もキスシーンを目撃するはめになった。

聖夜は、手術が終わって、

夜の８時を過ぎた頃一段落して、

病棟のナースステーションで、

カルテの確認をしていた。

すると、若い看護師達が、

「聖夜先生、何人もがキスシーンを

目撃してるんですよ。

あんな素敵な男性に、愛されて、

彼女幸せですね？」

「藤堂は、そんなに素敵か？」

「素敵ですよぉ。それに、どう見ても

藤堂さんが、彼女にベタぼれしてる感じでしょ？

羨ましいですよ」

「確かに、真が彩香ちゃんにメロメロだからな。

二人は相思相愛だよ。」