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第41章 病室で二人は

彩香「帰ったら、必ず電話かけます。

みなさんにご心配かけてしまって、

本当に申し訳ありませんでした。

私が、逃げてしまったから

真に迷惑をかけたくなかった。

お父さんにも迷惑がかかると思ったから、

私が、いない方が良いって思ってました。

それに、真が、私の真に対する気持ちを

分かってくれてないと感じた事が、

マンションをでる引き金になりました。

私の真に対する気持ちを、

信じてもらえてないのに、

一緒には暮らせないと思いました。

山名のおば様に電話をかけて、

迎えに来てもらいました。

それで良かったのだと、思いました。

真とお父さんに、これ以上迷惑を

かけずに済むんだと思って、

真に会いたい気持ちは、

募っていくばかりでしたが、

これで良いんだと、自分に

言い聞かせていました。

真が、入院していなければ、

今でも、会わずにいたと思います。」