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第42章 二人で愛の巣へ帰ろう

トントン

「何だか楽しそうだな？」

「あっ、真、お風呂入った？」

「入ったよ。彩香と一緒に入れなかったから

寂しかったよ。彩香は、何だか楽しそうだね？」

膨れっ面で、ブツブツ文句を言った。

「久しぶりのお風呂気持ち良かったから、

それに、真が同じ家にいるって思ったら、

嬉しくなって、

同じ空気を吸ってるって思って、

ルンルンしちゃった(笑)」

「彩香ぁ～！何だか、拗ねてたけど、

俺も嬉しくなってきた。」

彩香を抱き締めて、

早く愛し合いたい気持ちが

大きくあったけど、彩香にそれを言うのは

可哀想だから、言えなくて、言葉を飲み込んだ。

「真、今日ね、一緒に寝て良い？

あの、セックスできないけど、

嫌なら、私の部屋で寝るから良いんだけど」

「ダメだ。絶対一緒に寝る！」

「良いの？」

「良いの？じゃないよ。

一緒じゃないとダメなの。」