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第42章 二人で愛の巣へ帰ろう

「彩香は、どうしたい？

彩香は、仕事したいだろ？

会社に行かなくても、このマンションでも

できる仕事はあるよね？

会社に行くのが嫌なら

それでもいいと思うけど、

彩香は、何も悪くないんだから、

逃げるように、会社に行かないのも変だよね？

それに、全然会社に行かないわけにも

いかないよね？どうしても、

会社に行かないとダメな場合もあるだろ？

その時に、行きにくくなるんじゃないかと

思うんだよ。

今から、堂々と会社に出た方が

いいんじゃないかと思うんだけど、

彩香は、どうしたい？」

「もう、負けないって決めた。

彩香には、真がいてくれる。

社長だって、彩香のお父さんだと

言ってくれてる。

彩香を娘だって言ってくれた。

彩香の味方だよね？」

「当たり前だろ。

彩香は、何も悪くないんだからね。

親父は、彩香の事が、

可愛くて仕方ないみたいだぞ。」