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第9章 彩香、柳小路邸へ

「もしもし、要？おはよう」

「隼人、おはよう。ちゃんと行くから

心配するなよ？大丈夫だからな？」

「分かってる。待ってるからな。

電話したのは、その事じゃ無いんだよ。

要、彩香ちゃんの携帯番号知ってるんだろ？

ちょっとかけてほしいんだ。」

「何で、何かあったのか？」

「真が、彩香ちゃんを怒らせたらしい。

今日来てくれなかったらたどうしようって

心配してるんだよ。真の電話にでないらしい。

要からなら出るんじゃないかって事だろ？」

「真に変われよ？」

隼人が真にスマホを渡した。

「要が、変われって？」

「もしもし、要？すまないな。」

「お前、何でこの大事なときに怒らすかな？

電話電源切ってるんじゃないのか？

切られてたら、俺がかけても出ないだろ？」

「切られてるみたいだった。どうしよう？」

「本当に、お前何やってるんだよ？」