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第9章 彩香、柳小路邸へ

真は、あまりにパニクっていて、

まっ裸だということを忘れて、隼人の部屋の扉を

ノックもせずに開けて入った。

「隼人！どうしよう？

彩香を怒らせてしまった。」(涙)

隼人は、真っ赤になりながら

「真、パンツくらいはけよ。」

真は、その時初めてまっ裸だということに気づいた。

「アッ！悪い！」隼人の部屋を出て、

自分の部屋に戻って服を着ていたら、

隼人がやって来た。

「真？何があったの？」

「彩香を怒らせた。」(シュン)

「何したんだよ？」

「･････俺、ちょっと言った事が、

彩香を怒らせた。謝ったけど、電話切られてた。

出ないんだよ。来てくれなかったらどうしよう？」

「それは無いだろ？要に電話してみようか？

要から、電話してもらったらどうだ？

一緒に来るんだから、

要は携帯番号知ってるんだろ？」

「隼人が要に話してよ？」

隼人は要に電話をかけた。