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第44章 刑事達が、やって来る

「要、お前当たり前なこと言うなよ。

俺と彩香は、愛し合ってるんだ。

ハートが飛んでるのは当たり前だ(笑)

なぁ彩香？」

「そうだけど･･･そんなに胸を張って言われると

やっぱり恥ずかしいよ。でも･･･

嬉しいよ。ありがとう。」

トントン

カチャ

扉が開いて、社長が入ってきた。

真は、澄ました顔で、彩香を抱き締めたまま

「親父」って言うものだから、

彩香は、慌てて離れようとした。

「真、離して！恥ずかしいよぉ～！」

「親父だから、良いだろ？ダメ？」

「ダメだよ。」

「分かった。」真は、しぶしぶ

彩香を抱き締めるのを止めた。

「真、会社でイチャイチャするのは止めろよ！

社員に示しがつかないだろ？

彩香ちゃんも困るだろ？」

「お父さん、もっと言って下さい。

真、直ぐにベタベタ引っ付いてくるんです。」

「社員の前では、しないよ。約束する。」