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第44章 刑事達が、やって来る

彩香は、深呼吸をして、話続けた。

「専務に、山名のおば様からの電話だと嘘をつき

廊下に出ました。『アーチャン』と呼ばれて、

虫酸が走りました。

私の恋人だと言ってました。

林伸一だから、

『しんちゃん』だそうです。

私には、藤堂真という立派な恋人がいるので、

恋人ではないって言いました。

そしたら、電話を切って

ラインで写メが送られてきました。

１枚は、私だと思う女性の胸元アップの写真

谷間がくっきり写っていた。

もう1枚は、上手に合成してあると思いましたが、

顔は私ですけど、体は、体型は似ているけど

真が見たら、絶対『彩香じゃ無い！』って

言ってくれるだろうと思われる、

上半身裸の写真でした。

だけど、私の裸を知らない人が見れば、

私の裸だと思うだろうと思いました。

凄く腹が立ったし、気持ち悪かったです。」