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第9章 彩香、柳小路邸へ

「わかった！まってるよ。あやか、ばいばい」

彩香に抱きついて、唇にキスしてきた。

ちゅ～🎵ニカッ

理人さんは、「真が見たら怒るってもんじゃないぞ」

なんて言いながら、大爆笑していた。

梨々香さんは、「ごめんなさいね？

この子おませさんなのよね？」って、恐縮していた。

彩香は、びっくりしたけど、スマシタ理君を見たら

可笑しくて笑ってしまった。


「あやか、どうして笑うの？幼稚園では、

キスしてあげたら、真っ赤になって喜ぶんだよ？」

「あら、キス初めてじゃないのね？」

「あたりまえだよ。ボク、モテるからね？」

それを聞いて、理人さんは、額に手を当てて

「あっちゃ～！参った」

梨々香さんは、タメ息

私は、爆笑してしまった。

また拗ね出した理君を、理人さんが抱き上げ、

車を降りた。