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第48章 『聖夜と舞のお引っ越し』の続き

真と彩香は、

迎えの車に乗って会社に向かっていた。

彩香が、座席に置いている手の上に

真も手を重ねて、エロい手付きで、

彩香の手を撫でていた。

運転手に気づかれないように、

小声で耳打ちした。

「真、止めてよ？変な声が出ちゃうよ？

お願い。止めて？」

「彩香、エロいな？」

彩香は真を睨み付けた。

本気で怒ってると感じた真は、

彩香の手の下に手のひらを

上に向けて、恋人繋ぎにして、

離さなかった。

彩香の耳元で

「これなら良いかな？」

彩香は真の手をギュッと握った。

彩香はそ知らぬ顔で、

「楽しかったね？舞ちゃん幸せそうだった。

良かったよ。聖夜さんも、幸せそうだったし、

愛しあっているんだなぁって思った。

二人が幸せそうで良かったね。」

「そうだな。俺達と一緒だ。」