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第48章 『聖夜と舞のお引っ越し』の続き

彩香は、ニコニコしながら真を見つめた。

真は、彩香の耳元で

「そんなに見つめたら、キスするぞ？」

「えっ？」彩香は、急いでそっぽを向いた。

「彩香、分かりやすいな？ハハハ」

キッと睨み付けたけど、真にとっては

ただ可愛いだけだった。

「可愛い顔して睨み付けてもムダだよ(笑)」

彩香は、真の方が上手で、

なかなか言い返せなかった。

そこで奥の手に出た。

ニコッと笑って、耳を貸してと手招きした。

「何？彩香？」

「これ以上意地悪したら、

今日の晩御飯無しね。

それと、一緒に寝ないからね。

今日は、自分の部屋で寝るよ！」

「彩香、狡いぞ！それはダメだよ。」

「真が意地悪ばっかりするからでしょ？」

「言葉のキャッチボールだろ？

遊んでるだけなのに、本気で怒るなよ。」