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第50章 真、彩香を守るために

「彩香が、受付嬢達に

何か言われたみたいで、

傷ついて泣いていました。

何を言われたかは

教えてくれなかったのですが、

酷いことを言われていたようです。

少し、懲らしめてやりたいので、

もうすぐ会社に戻るので、

社長室に連れて行ってよろしいですか？

私が彩香の事を話さないで、

懲らしめるので、聞いていて下さい。

よろしくお願いします。」

「分かった。

彩香ちゃんからは、

何も聞いてないって事で話すんだな？」

「そうです。よろしくお願いします。」

「分かったよ。」

電話を切って、今度は上本に電話をかけた。

「はい。専務、もうお戻りですか？」

「上本君、ちょっと頼みがある。」

「何でしょう？」

「もう直ぐ会社に着く。

玄関ホールで待っていてくれ！」