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第50章 真、彩香を守るために

大きな声で叫んだら、

スッキリしたのか、

ポジティブな山崎恵は、

ここ、日本の東京には、

私をゲットできるくらい自信のある

セレブな男がいないということね？

東京のセレブなんて、雑魚よ！

やはり世界基準のセレブをゲットするなら

アメリカよね？英語も日常会話に問題ないし、

こんな程度の低い会社は、私には似合わない。

私が、働いて似合う会社は、ここじゃないわ！

今日は帰ろう。家に帰って退職願いを書こう！

アメリカニューヨークが、私を待ってるわ！

「ホホホホホ」

今まで、落ち込んでいたクセに

もう、ニューヨークで、金髪セレブな男性を

両手に侍らしていることを想像して、

ヨダレを垂らしていた。

女子更衣室を出て、

「ごきげんよう」二人の受付嬢達に

ニコニコ挨拶して、

鼻唄混じりで、玄関から堂々と帰っていった。