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第54章 本気のプロポーズ！

彩香は、真なら手を繋いで

平気で連れて行かれると思ったから、

そんなことされたら、

余計ややこしくなっちゃうのは

誰の目にも明らかだった。

「わかりました。」って言ったきり、

一言も言葉を発することなく

秘書室までついていった。

当番の秘書が１人いるだけだった。

「ホットコーヒー２つ持ってきてくれる？

お砂糖とミルク多目に持ってきて」

秘書「畏まりました。」

真と彩香は、専務室に入った。

真は、彩香にソファーに座るように言った。

彩香は、無言で座った。

秘書「失礼します。コーヒーお持ちしました。」

専務「ありがとう。

お盆ごと置いてくれたら良いから。

それと、こちらから声をかけるまで

取り次がないように」

「わかりました。失礼します。」

秘書が、出ていった途端、

「彩香、どうしたの？何があった？」