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第54章 本気のプロポーズ！

「わかってるも何も、彩香しか

その座にはつけないよ。」

「貴方がそう思っていても、

女子社員達は、そうは思ってないんだよ。

貴方の妻の座に私は相応しくないと

思ってる人が沢山いる。

我こそが相応しいと思ってる女子社員が

何人もいるんだよ。

私は、そんな女子社員達の敵なんだ。

もう社員食堂は嫌だよ。

唐揚げ定食食べた気がしなかった。

怖かった。怖かったんだよ。」

そこまで言って、後は大泣きして

言葉にならなかった。

真は、自分が何て浅はかなんだと

後悔した。自分の気持ちばかり考えて

彩香の事を考えてなかった。

わかっていた筈だったのに、

抜けていた。

早く対処しないと、大変なことになる。

俺は、何て愚かなんだ。

情けなくなってきた。