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第54章 本気のプロポーズ！

「ダメだよ。仕事にならなくなるから

会社はダメ。そのぶんお家では、

いっぱい甘えさせて？

真も甘えてくれて良いから、

いっぱいイチャイチャしようね。」

「彩香ぁ～」って言って

濃厚なくちづけを交わした。

まるで今生の別れのように

大袈裟な別れだった。

流石バカップルだと、上本秘書に見られたら

心の中で、悪口を言われているだろうけど、

そんなことも、二人は知らないことで

二人の頭の中は、お花畑だった。

彩香は、後ろ髪を引かれながらも

専務室を出ていった。

午後は、真とのデートを楽しみに、

仕事を頑張った。

サクサク色んなイメージが溢れ

柳小路邸のレイアウト案が

面白いように考えられた。

あっという間に、終業時間になり

退社準備をして、部長に声をかけ

退社することをにした。

退社すると言っても、

先ずは専務室に向かうのだけど

商品開発部を出た。