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第55章 プロポーズの甘い夜

シャワーを済ませ、

髪を乾かし、彩香は、軽く化粧をした。

朝食を注文しようかとも思ったけど

誰かが来るのを気にするのも嫌だったし

昨日の食べ残しがあったから、

冷蔵庫に飲み物も入っていたので

今日はそれを食べようと

二人の意見が一致したので

ソファーに並んで座って、

残り物を食べながら真が話し出した。

真の話はというと、

女子社員達は、

彩香が専務に不釣り合いだと

思ってる節がある事。

自分の方が専務の妻として相応しいと

思ってる女子社員が多い事。

彩香さえいなければ、自分達の誰かが

専務の奥さんになれると思っている事。

彩香のスタイルを蔑み、バカにしている

奴が多い事。

仕事より、専務の気持ちを振り向かせる事に

一生懸命な奴が多い事。

色々とつらつら話したところで