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続おデブが愛されちゃダメですか?
第56章 記者会見
予備に冷凍してあったご飯をチンして

彩香は、おにぎりを握った。

お味噌汁を煮る時間はなかったから

冷たいお茶を入れた。

食べ残しを持って帰れば良かったと

後悔した。

彩香の手作りの

じゃこの佃煮が入ったおにぎりと、

彩香の浸けたきゅうりの漬け物

だけだけど、真には、どんなごちそうより

美味しい朝食だった。

「やっぱり、彩香の手料理が一番だな。」

旨い。旨い。って言いながら

パクパク食べてくれて、

彩香は、嬉しくて又泣きそうになったけど、

グッと我慢して、彩香もおにぎりを

美味しく食べた。

彩香は、真と一緒に食べれば、

何でも美味しいと思えた。

自分の作った物を、

美味しそうに食べてくれる。

そんな真を見れる幸せを感じていた。

暫くしたら、運転手が到着したと

コンシェルジュから連絡が入ったので

二人は車に乗り込み、会社に向かった。
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