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第56章 記者会見

「きっと、私と彩香の事を、

色々聞きたいと言う声が、出ていることを

知っている。個別に対応していては、

仕事に支障を来す。そこで、

今回、商品開発部の宮野遙さんに

インタビュー形式で質問してもらおうと思う。」

そこで、録画が一旦止まり、宮野遙が、

専務の左斜め前に座って

インタビュー開始

宮野遙「宮野遙です。今回ラッキーな事に

直接インタビューできる事になりました。

専務、何でも聞いて良いですか？」

専務「良いよ。できるだけこたえよう。

お手柔らかにね(笑)」

宮野遙は、『専務、その笑顔反則です。』

心の中で呟いた。

宮野遙「では始めますね。」

専務「どうぞ」

宮野遙「どちらが先に好きになったのですか？」

専務「勿論、私だよ。」

宮野遙「勿論ですか？」

専務「そう、勿論だよ。

初めて彩香の履歴書を見た時に

一目惚れしたんだよ。」