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第56章 記者会見

真「それはわかってるけど、

彩香、優しいから･･･」

梨々香「本当に･･･大バカね」

真「もう、わかったよ。

俺は、バカなくらい彩香を愛してるんだよ。」

社長「コラッ、真！

それくらいにして始めるぞ。」

みんなが来ることが、社長には伝わっていたので

ソファーに座って見やすいように、

大きなスクリーンが用意されていた。

珈琲を飲みながら、

記者会見の放送を開始し、

観賞会が始まった。

本社だけでなく、支社や、営業所。

ショールームの社員達も同時に

朝礼を開く日だったので

ほぼ全社員が、記者会見を見ることになった。

勿論秘書室でも鑑賞している。

上本秘書以外の秘書達は、

初めて見ることになった。

専務室にも聞こえるほどの

奇声が聞こえてきた。

専務と高梨彩香が、付き合っているのは

わかっていたけど、

信じたくなかったのだろう。