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続おデブが愛されちゃダメですか?
第57章 鰻屋さんに三人で
「父が病に倒れた時も、看病もせずに

遺産の事にしか興味がなかったくらいです。

父が可哀想だったので、許すことができません。

父が、私や母の為に考え、一生懸命建ててくれた

家を売ろうとした。

父の心と思い出の詰まった家。」

彩香は、ポロポロ涙を溢していた。

自分で泣いてることに気づかないほど

必死に話していた。

父「彩香ちゃん、わかったよ。ごめんね。

辛いこと思い出させてしまって」

彩香「いえ、そんな・・・」

真がハンカチを渡してくれて

初めて、自分が泣いていることに気づいた。

「あっ、ごめんなさい。私、泣いてますね?」

真「彩香には、山名のお母さんが、いるだろ?

それで良いじゃないか。親父、彩香の母親は、

山名のお母さんだよ。それで良いよ。」

彩香「真、ありがとう。

お父さん、泣いちゃってごめんなさい。」
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