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第60章 婚約報告『娘さんをお嫁にください。』

圭子は、必死で笑いを堪えていた。

それを見ていた遼太は、大爆笑！

遼介「遼太、何がそんなに可笑しいんだ？」

遼太「親父、彩香にメロメロだな(笑)」

遼介「彩香ちゃんは、俺の娘だ。

高梨の忘れ形見だけど、俺の娘だと思って

見守ってきた。可愛いに決まってるだろ。」

彩香は、ポロポロ泣き出した。

遼介は焦った。

「彩香ちゃん、迷惑か？ごめんな？」

彩香は、ブンブン首を振って

どうにか、声を振り絞って

喋ったのは「嬉しいよぉ～」って

わんわん泣き出した。

真「彩香は、いっぱい愛されてるな。

一人じゃない。彩香は、一人じゃない。

俺だけじゃなく、山名のお父さんとお母さん、

俺の親父、菫さん、聖夜と舞ちゃん、

隼人と要、理人と梨々香と理、

優に駿も、彩香を大好きな人は沢山いる

だから、もうひとりぼっちだと思わなくていいな。

良かったな。」