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続おデブが愛されちゃダメですか?
第61章 遼太の苦悩
徐々にでも、仲が縮まれば良いと

思い直して、今日はちゃんと送って行こうと

一緒にいたい気持ちに蓋をし、

フラフラと千鳥足の椿華の腰を抱いて

店を出た。

『やっぱり、ウエスト細いなぁ』って

感心してしまった(笑)

心の中で『早く抱きてぇーーーーー!』って

叫んでいた。

前に、事務所の慰労会の時に、

女性人を順番に送っていった事があったから、

椿華の独り暮らしのマンションを

遼太は、覚えていた。

タクシーに乗った途端

椿は、爆睡しだした。

その寝顔が、口をぽかぁ~んと開けて、

色っぽいとか、綺麗だとか

考えられない寝顔だけど

無防備で可愛いと思った。

いつも鎧を着けてるように

バリアを張っている感じの椿華だったから

バリアが取れて、無防備な状態で

そばにいてくれることに

嬉しさを感じたのだった。
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