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続おデブが愛されちゃダメですか?
第61章 遼太の苦悩
「下ろしますから、暴れないで下さい。

落としちゃうでしょ?」

静かに下ろした。

すると、ヘナヘナヘナァ~

床に崩れ落ちた。

「椿さん、大丈夫ですか?」

心配そうに椿の顔を覗きこんで

背中に手を回した。

「・・・・・大丈夫じゃないでしゅ・・・」

あまりの可愛さに、抱き締めてしまった。

「仕方ないなぁ、抱っこしますよ?

鍵出して下さい。」

「ひゃい。」

本人は(ハイ。)って言ってるつもりみたいだった。

酔っぱらって、舌が回っていなかったのだ。

鞄の中を、ごそごそ、がさがさ

なかなか鍵が出てこない。

「あれ?あれ?あれ?きゃぎ無いよ?」(鍵無いよ)

「俺が探して良いですか?」

酔っぱらっていなかったら、有り得ない事だけど

椿華の思考回路は、吹っ飛んでいたから、

躊躇すること無く、鞄を遼太に渡した。
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