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第3章 真、大騒ぎの出張！

岸部部長「高梨さん、専務がお呼びだ！」

高梨「ハイ、何でしょうか？」

専務「明日の、柳小路様の件は大丈夫かな？」

高梨「家を見てみないと、何ともできないので、

カメラと、デザインノートと、ノートパソコン、

カタログ等、参考になりそうな物を

持参して参ります。」

専務「そうか、よろしく頼む。」

高梨「ハイ、粗相のないように頑張ってきます。」

専務「君なら大丈夫だよ。

肩の力を抜いて行ってきなさい。」

満面の笑顔で彩香に語りかけた。

高梨「専務、ありがとうございます。」

専務「それと、長谷川菫様の件なんだけど？」

高梨「ハイ、明日柳小路様の所が済み次第

向かいます。何か持って行く物ありますか？」

「そうだなぁ？」少し頭をひねった後、小声で

「彩香が来てくれるだけで良いよ❤️」

「畏まりました。」真っ赤な顔で頷いた。

真は、そんな彩香を愛おしそうに見つめながら

「高梨さん、柳小路様に渡して欲しい物が

あるんだけど、専務室まで取りに来てくれる？」

「ハイ、行きます。」

彩香は、岸部部長に

「ちょっと、専務室に行ってきます。」

岸部部長「行ってらっしゃい」

専務「じゃあ行こうか？」

彩香「ハイ、ついて参ります。」