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第63章 真と彩香、いよいよ結婚へ

山名父と母は、やはり少し寂しかった。

彩香ちゃんが、とても幸せそうで、

それはとても嬉しいんだけど、

遼太が、幸せにしてくれたら

本当の親子になれたのにって

思わずにはいられなかった。

往生際が悪いとはこの事か？

山名親子は、本心は複雑だった。

だけど、彩香ちゃんが幸せなのが前提で

遼太も幸せでいて欲しいという思いもあったので、

遼太が、彩香ちゃんを手放したのだから

仕方ない。彩香ちゃんの幸せを見届けようと

今日は、食事会に出席する事にしたのと、

遼太に、いつまでもウジウジしないで

前を向いて、次の恋を見つけて欲しいと思って

遼太の為に、遼太にも食事会に

参加させることにしたのだった。

真と彩香は、そんな山名親子の思いに

お構い無しに、イチャイチャしていた。

正確にいうと、お構い無しではないのだけれど