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第13章 長谷川邸での朝

彩香は、おデブであることを

コンプレックスにしているけど、

おデブな体型と、センスが有るか無いかは、

全く別物で、彩香の美的センスはずば抜けていると

真は、思っていた。

彩香は、コンプレックスからか、

その事に気付いていなかったけど、

美的センスが無ければ、

今の仕事は成り立っていかない。

彩香のセンスを見込んで仕事が

入ってきているのだから、

自分にはセンスがあるのだと、

そろそろ自覚しても良いんじゃないかと

思う真だったけど、謙虚な彩香も可愛いから

今は言わずにいようと思い、

「彩香のワンピースに、釣り合う服着ないとね🎵」

今日はもう、畏まってスーツは着なくて良いから、

細かい千鳥格子の水色のシャツと、

グレーのパンツにした。

紺色のジャケットを羽織れば、

ワンピース姿の彩香と並べば

お似合いだと思って、真は、ニタニタしていた🎵