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続おデブが愛されちゃダメですか?
第4章 社長と初対面
「何時ごろ行くの?」
「4時には会社を出ないと」
「そうなんだ。行ってらっしゃい。」
「まだ言うなよ。」
「だって、今言っとかないと、
後じゃ言えないから・・・・・」
彩香は、下を向いたまま、顔を上げられなかった。
「彩香?あ~や~か~?顔上げて?」
彩香は、イヤイヤと頭を振るしか出来なかった。
たかが一晩されど一晩、バカカップルには、
長い長い夜になりそうだ。
「彩香が泣いたら行けなくなるだろ?」
「泣いてない。泣いてないよ。」一生懸命涙を拭い
笑って顔をあげた。
「明日、会えた時に、嬉しさが倍増するよ。
ずっと一人で生きてきた。
一晩くらいへっちゃらよ。」
「へっちゃらとか言われると、何だか寂しいな。」
「真のバカ。明日、頑張るから、
遅くなっても良いから、声だけ聞かせてくれる?」
「勿論だよ。電話するから、待っててくれる?
長谷川の婆さん、酒強いんだよ。隼人に任せて
できるだけ早く切り上げるから、待っててよ。」
「酔いつぶれて寝てしまったら、
明日口利かないからね?」背伸びして
真の唇を噛んだ。甘く優しく噛んだ。
「彩香?ゼッタイかけるから、彩香こそ寝るなよ?」
「4時には会社を出ないと」
「そうなんだ。行ってらっしゃい。」
「まだ言うなよ。」
「だって、今言っとかないと、
後じゃ言えないから・・・・・」
彩香は、下を向いたまま、顔を上げられなかった。
「彩香?あ~や~か~?顔上げて?」
彩香は、イヤイヤと頭を振るしか出来なかった。
たかが一晩されど一晩、バカカップルには、
長い長い夜になりそうだ。
「彩香が泣いたら行けなくなるだろ?」
「泣いてない。泣いてないよ。」一生懸命涙を拭い
笑って顔をあげた。
「明日、会えた時に、嬉しさが倍増するよ。
ずっと一人で生きてきた。
一晩くらいへっちゃらよ。」
「へっちゃらとか言われると、何だか寂しいな。」
「真のバカ。明日、頑張るから、
遅くなっても良いから、声だけ聞かせてくれる?」
「勿論だよ。電話するから、待っててくれる?
長谷川の婆さん、酒強いんだよ。隼人に任せて
できるだけ早く切り上げるから、待っててよ。」
「酔いつぶれて寝てしまったら、
明日口利かないからね?」背伸びして
真の唇を噛んだ。甘く優しく噛んだ。
「彩香?ゼッタイかけるから、彩香こそ寝るなよ?」