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第16章 真と、彩香と、林課長と

真は、彩香を離さなかった。

「彩香？支社長は、ペラペラ喋ったりしないよ。」

「でも････恥ずかしから、離して下さい。」

真っ赤な顔になり、呟いた。

「ハハハ、恥ずかしいか？仕方ないな(笑)」

支社長の顔を見て

「まぁ、こういうことだ(笑)

彼女は、いずれ私の妻になる女性だよ。」

支社長は、成る程！って思った。

「専務の雰囲気が変わられたのは、

高梨さんの影響ですか？

雰囲気が柔らかくなられたと思っていたんですよ。

納得しました。良い恋愛をされてるんですね？」

「ハハハ、参ったなぁ」頭をポリポリかいた。

「彩香のお陰で、今幸せなんだよ。

愛する人がいる幸せを感じてるんだ。

でも、林課長がなぁ？妄想癖が有るようなんだ。

彩香を恋人だと思い込んでるんだよ。」