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第17章 ホテルで暫しの休息

「分かったよ。山名弁護士に電話入れとくよ。」

「予定が決まったら連絡くれ。

林について、色々調べてみるよ。

一日で何ができるか分からないけどな？

彩香ちゃんを守らないとな。じゃあな」

「あぁ、よろしく頼む。」

「お前の大切な人だ。俺にとっても大切な友達だ。

守らないとな。」

「ありがとう。じゃあまた連絡するよ。」

二人は、重い空気で電話を切った。

彩香は、まだスヤスヤ眠っていた。

何もかも忘れて、眠れれば良いと真は思った。

ルルルルルゥ～、ルルルルルゥ～

「もしもし山名です。」

「ご無沙汰しています。藤堂です。」

「真くん、どうしました？彩香ちゃんに何か？」

「･･･そうなんです。申し訳ありません。」

「謝られても？簡潔に話してくれないか？

彩香ちゃんは、無事なのか？」

「はい。今疲れて寝ています。」

「何があったんだ？」