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第17章 ホテルで暫しの休息

真は、ショールームでの林の言動を

できるだけ丁寧に話した。

岸部部長が心配していた事も、GPSを買った事も

全て話した。明日午後以降で、

会って相談できないかも尋ねた。

うちの会社の顧問弁護士渡辺と４人で

相談したい旨を伝えた。

山名弁護士は、暫く言葉を無くしてるようだった。

「山名さん？」

「･････分かった。午後２時以降なら時間を作れる。

どこで話す？彩香ちゃんが一番落ち着く所が

良いんじゃないかな？」

「渡辺も、同じことを言いました。

それじゃあ、私のマンションでよろしいですか？」

「それが良いと思う。彩香ちゃんを頼みます。

私にとって、娘も同然の娘です。

幸せになってほしいですから、

よろしく頼みますよ。」

「はい。絶対に守ってみせます。」

「彩香ちゃんは、まだ寝てるのか？」

「泣き疲れて寝てるんです。」