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第19章 隼人の部屋で

隼人も、勿論心配していた。

だけど、要があんまり心配するから、

少し、ジェラシーを感じていた。

「俺だって心配してるさ。でも、要のは･･･」

「要のは何だよ？」

「菫さんの所に来たとき、仲良さげだったから、

何かあったのかな？って思うよ？

あんまり心配するから、ジェラシーだよ。」

「バカなことを言うんじゃないよ？

俺が愛してるのはお前だけだ。

信じられないのかよ？」

「ごめん。」

「俺らにとって真は、親友だろ？違うのかよ？」

「違わないさ。」

「彩香ちゃんは、真の大切な人だろ？

あんなに誰かを愛する真を見たことあったか？

俺は、初めて見たよ。」

「俺だって、ずっと相談されてたから

真の思いは、人一倍分かってるよ。」

「それなら、彩香ちゃんに何かあれば、

真がどうなるのか心配じゃないのかよ？」