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第19章 隼人の部屋で

「要は、デリカシーが無いんだよ。

ベッドで、他の女の話しするなよ？」

隼人は、涙を流していた。

「隼人？他の女って、彩香ちゃんだよ？」

「彩香ちゃんだって女だろ？俺は、嫌なんだ。

俺のベッドで、女の話しするなよな

要は、俺より女が良いんだろ？

俺は、女じゃないからな

俺は、俺は、要だけを愛してるのに」

「隼人、本当に怒るよ？

俺は、隼人を愛してるんだ。女？何だよ？

何で女が出てくるんだ？俺はな、

お前を抱いてからは、お前一筋なんだよ。

他の男も女も抱いてない。お前だけだ。

分からないのか？俺がどんな思いで

菫さんに会いに行ったと思ってるんだよ？

生半可な気持ちで行けるかよ？

お前、俺の気持ち分からないだろ？」

隼人は、思わず要の方に向き合った。

「要？ごめん。俺、自分ばっかり

愛してるって思ってた。ごめん」

隼人は、真の首に抱きついた。