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第19章 隼人の部屋で

初めて、人生をかけても良いくらい

愛する人に出会った。それが、隼人だ。

でも、隼人は、俺が女も抱けるのを知っているから

いつか捨てられると思っている気がする？

俺は、隼人を離してはやらないんだけどな(笑)

隼人ほど俺を虜にした人はいない。

一生一緒にいるんだと決めていた。

そんな事を思っていたんだけど、

隼人が寝室に入ってきたら、口から出た言葉は

「彩香ちゃん、どうしてるかな？

泣いてないかなぁ？可哀想だよな？」

隼人の胸がチクリと痛んだ。

無言のまま、ベッドの要の背中側に滑り込んだ。

勿論背中を向けて

いつもベッタリ引っ付いてくるのに

要の体に触れもしないで、背中を向けたから、

要は、ハッと気づいた。又ジェラシー？

振り向いて、隼人の背中を抱いた。

「隼人？何拗ねてるんだよ？こっち向いてみろよ？」

「･･･」

「隼人？拗ねるなよ？」