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第20章 大阪最後の夜

「真が、悪いんだよ。何度も話してるのに、

菫さんのこと教えてくれなかったでしょ？

要さんだって、どれだけ不安だったか、

私なんかより、不安だったと思うよ。

真も隼人さんも、そんな要さんと私の気持ち

考えてないから、お仕置きよ(笑)」

「それを言われると、ぐうの音もでないよ。

ごめん。許してよ。」

「ふふふ もう、良いわよ。反省したみたいだから

許してあげるわ。(笑)真には感謝してるのよ。

私が、泣いてる時、いつも抱き締めてくれる。

聖夜さんに泣かされた時も、見つけてくれた。

真は、私の騎士のようだよ。

正義の味方！私の王子様！私の恋人！

真は、私の全てなんだよ！

私が、唯一愛している男性だよ。」彩香は、又

泣いていた。