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続おデブが愛されちゃダメですか?
第26章 林課長の趣味
林が、日曜日ショールームに出勤したのは、

朝のほんの一時間だけで、

調子が悪いと早退したのだった。

この頃、機嫌の良し悪しが激しい課長が、

いない方が、ショールームの雰囲気が良いので、

他の社員達は、帰ると言う林課長を、

喜んで帰した。

林は、家に帰ったわけでは無かった。

本社に行きたかったのだ。

ショールームに出社する前に、コインロッカーに

大きな荷物を預けていた。その荷物を回収して

本社に向かった。

林は、中学生の頃からの趣味があった。

会社の社員達にも、大学時代の友人達にも、

話したことがない、趣味があった。

誰にも言えない趣味。そう、それが盗撮だった。

ハラハラドキドキする高揚感が、

たまらなく好きだった。

今日、その趣味を本社で実行する為の準備に

行きたいが為に、早退したのだった。
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