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第27章 林を追い詰める為に

谷「彩香さん、愛されてて羨ましいわ」

呟いてしまってから、

自分で自分の言葉にびっくりしていた。

要「谷さん、真は、いつもこんな感じです。

気にしないで下さい。(笑)」

谷は、真っ赤になっていた。

山田の携帯が又鳴った。

「はい。そうか、見失った辺りで聞き込みしろ！

それから、何人か不動産屋を当たらせろ！

よろしく。」

山田「見失ったそうです。申し訳ない。

高校生の時に、一度逮捕されているので、

警戒心が強いようですね？

東京に出てきてからも、

ずっと盗撮していたんでしょう。

捕まらなかったのが不思議です。」

真「真面目な奴だと思ってたのに、

仕事熱心で、人当たりも良かったんですがね？

だから、ショールームを任せていたのに、

残念です。」

山田「人は見かけによりませんからね？」