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第30章 彩香が、拉致られた？

彩香「どこに行くのですか？」

林「僕とアーチャンのお城だよ。」

彩香は、林の趣味部屋だと確信した。

そこが分かれば、逮捕に繋がると思い、

必ず真が助けに来てくれると信じて、

怖かったけど、ついていくことにした。

心の中で、何度も真に呼び掛けた。

林「アーチャン、心ここにあらずだね？」

キキーーーィ！！ハンドルを切って

舗道横に停車させた。

彩香「危ないでしょ！」

林は、助手席の背もたれをリクライニングした。

「アーチャンが、他の男の事を

考えてるからだよ！僕と一緒にいるのに、

どうしてだよ？」

彩香の巨乳に顔を擦り付けた。

「あぁ～アーチャンのおっぱいだぁ～」

「やめて！お願いしんちゃん？」

彩香は、怒らせてはいけないと思ったのだ。

林は、パッと顔を上げて

「アーチャン、素直に『伸ちゃん』って

言ってくれたね？そうこなくっちゃ(笑)」