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第30章 彩香が、拉致られた？

刑事達は、桐生総合病院の院長と知り合いかよ？

警視総監とも仲が良さそうで、

この人、凄い人だと感心していた。

逆らいたく無いな！刑事達は思っていた。

救急隊員が、担架を持ってやって来た。

彩香の体型を見て、ぎょっとしていた。

「重そうだな？」って声が聞こえてきそうだった。

キャスターが付いてるから、

ベッドから乗せるだけなのに、

ぎょっとしてるのが分かったし、

真は、彩香を触らすつもりもなかったから

自分で、彩香を担架に、抱き上げ乗せた。

「はぁ、はぁ、はぁ真、ごめんなさい。」

「彩香、怒るよ？

彩香は、謝らないといけないことは

していないだろ？」

「勝手に動いた。はぁ、はぁ、はぁ」

「そうだな。それは、教えて欲しかったけど、

盗撮カメラで見られてるから、

言えなかったんだろ？」

「真が、助けに来てくれるって信じてた。」